第1章

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でも、 意志に反して、体は扉の、暗闇のその先へ進んでいって。 部屋の中は、暗かった。 暗くて、冷たくて、怖かった。 そして、 もっと奥に、ベットが3つあって、 顔に白い布をかけられたら人が3人、いた。  やだ、… 女の人と、男の人と、高校生くらいの、男の子。 うちの、家族構成と一緒なのは、偶然…だよね…、? ゆっくりと、 女性スタッフが、白い布をめくる。 「…ご家族で、間違いはありませんか?」 あたしの、パパと、ママだった。
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