第1章

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「ついたあああああ!」 飛行機が、日本へと到着した。 早く、パパとママに会いたい。 話したいこと、たくさんあるんだから。 「日向さんは、ここで、空港でご両親と合流するのよね?」 「はい、もうすぐ、北海道からの飛行機も到着すると思います」 あたしの家族は、あたしがマレーシアへ行っている間、北海道に住んでいるおばあちゃんのもとへと旅行に行っていた。 帰りは、あたしと合わせて、今日にしてくれたのだ。 だから、もうすぐ、パパたちにあえる。 「じゃあ、日向さん、気をつけて帰るのよ」 引率をしてくれた先生と、一緒に留学した仲間へ別れを告げてあたしは、パパたちの便が到着する搭乗口の近くのソファに腰掛ける。
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