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「とにかく落ち着け、小弁天」
「鼻から鼻が生えてきちまってるのに、あらひ、落ち着いてらんないですからぁ～」
――いや、あの、だからさ……
「何を言ってんだか、全然、全く、少しも、ちっとも解んねぇ～し」
――出鱈目な日本語使いの小弁天は、女神のくせに意外や意外……
そう、彼女が持っているボキャブラリーは意外に貧相だったりする。
「例えるなら、小弁天の脳ミソん中にある国語辞典は５０ページ程度しかないみたいな……」
――スコブル、シコタマ、薄っぺらい脳内国語辞典みたいな……
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