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それから食事を済ませた俺たちは少しの間だけ街を散歩することにした。
それにしても、そろそろヤバイかもしれないな。
波音が来てからは一度も吸血をしていない…。
こいつを怯えさせない為に今まで我慢をしていたから
そろそろ、シビレが切れる可能性も多い。
食事を摂っても俺たちには血が一番重要だ。
「………」
「シェイドさん……?」
気がつくと波音が心配そうに顔を覗き込んでいた。
「……どうした」
平然を装っていても隣に居る人の血の香りの誘惑には負けてしまいそうだ…。
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