バイト

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「…あ、私ですけど……。」 緊張しながら口を開くと、副会長は目を輝かせた。 「あっ、そうなんだ!」 「……何か?」 「いや、ちょっと知り合いに聴いてたから~。…そっかー、君がねー。」 「?………っわ!」 副会長の意味ありげな言葉と視線に、首を傾げていると、 突然、副会長に掴まれてるのとは逆の腕を掴まれた。 掴まれている方を見ると、少し驚いた目をした会長がいた。 背中に嫌な汗が伝う。 まさか、男とバレたのかもしれない…。 真矢は、緊張しながらも会長の目を見返し続けた。
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