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翌日。
登校すると、
既に登校して携帯を弄っている伸司の所にやや興奮気味で向かう。
「なあ、聴いてくれよ。昨日さ、」
「会長と副会長がバイト先に来たんだろ?」
「……なんで知ってんの?」
えっ、何コイツ恐い…。いつからエスパーに?
そんな事を思いながらガン見していると、
伸司は携帯をしまって、こちらを見て
「だって、俺、副会長さんとメル友だもん。」
と、とんでもない事をぬかしやがった。
「え、え?いつから?」
「えーと、1年前くらい?」
「ま、まじ?」
「うん、マジ。
副会長さんと雪さんが付き合い始めてすぐのことだから。」
「……は?」
また、とんでもない事実が発覚した。
え?あの凶暴な姉貴があの副会長と付き合ってる?
いやいやいや。
何かの間違いじゃね?
うん、そうだ。絶対、そうだ。
「嘘じゃないからねー」
真矢は望みが断たれた様にうなだれた。
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