第二章

5/5
8人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
April 13th 11:15 東京Gフォース本部 風谷『さ、着いたよ。』 車から降りた直木たちは応接室に通された。 風谷『ちょっと待っててね。』 風谷はそれだけ言って、何処かへ行ってしまった。 部屋には直木と彩香の二人だけとなった。直木はなんともないが、彩香は慣れない施設、慣れない部屋に常時オロオロしていた。 さらに、なかなか風谷が戻ってこない。かれこれ30分は経っている。 直木(遅い・・・) 直木がイラつきはじめたそのとき、肩に少しの重みを感じて横を見ると、長旅で疲れたのだろうか、スヤスヤと寝息を立てて彩香が寝ていた。 そこに風谷が戻ってきた。風谷はなにか微笑ましい物を見る目で直木たちを見た後、椅子に座り、 風谷『それじゃあ、唐突だけど聞かせて貰おうか。』 風谷は真剣な表情に戻って言った。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!