序章

4/6
前へ
/45ページ
次へ
穴の中は白い、純白だけの世界だった 何もなく、ただあるのは白き空と大地だけ 「やぁ」 「・・・」 青年は目の前にいる金髪碧眼の青年を睨む 「そんな怖い顔しないで、ささ、座って」 突如として出現したテーブルとイス そしてテーブルにはクロスがかけられ、ティーセットが揃っていた 「飲む?」 「いい」 金髪碧眼の青年は紅茶を進めるも、青年はあっさりとそれを断る 「で・・・?」 「?」 「俺をここに呼んだ意図はなんだ?ゼウス」 「・・・そうだね、それを話すとしよう」 紅茶を啜っていた青年・・・ゼウスはカップを置いた 「君に使い魔になってほしい・・・ 世界の命運を握る・・・鍵の護衛だね」 「・・・」 ゼウスの言葉を青年は淡々と受け止める
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加