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ほぼ流されるままに近くのファミレスにやって来た。
こんな時間だからほぼ貸切だ。
「好きな物を食べるといい。ここは俺が出す」
「お、俺がっ」
「俺の方が年上なんだ。カッコつけさせてくれよ」
メニューを開きながらふっと笑う永田さん。
何がどう突然変異したらこんなカッコ良くなるんだろうか…。
ただのファミレスなのに1人だけ高級レストランにいるみたいだ。
「じゃぁ…ハン、バーグお願いします」
一応メニュー表の中で1番安いやつだ。
注文した品を食べつつ、色々な話をした。
永田さんの会社の事、俺の大学の話。
超一流のアパレル会社の正社員。
モデル顔負けのスタイルと顔。
ストイックな雰囲気。
あり得ないくらい完璧な永田さんは、俺がトイレに行っている間に会計を済ませていた。
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