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この時間、学生服を着ている自分が場違いだと思い知らされた。
それでも、今の自分には、学校の授業なんかより大事なことだと思い直し、受付で、青木クンの病室の番号を聞いた。
青木クンの入院先は整形外科病棟だった。
額を切って血を流していた青木クンを思い出した。
どうして、整形外科病棟なのだろうか?
不安な思いが心の中にズシンと入り込んで来た。
足を速めて、入院病棟のエレベータに乗り込んだ。
整形外科病棟……
嫌な予感がした。
身体を震わせながら、エレベータ内の階を示す点滅する数字だけを見ていた。
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