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「そういえばインドラ」
「なんだよ」
「貴方、私がウルカグアリーに作ってもらった武器を見せたらウィル・オー・ウィスプの欠片をくれるって約束、忘れてない?」
ルナとシヴァが消えた後、少しの沈黙を破り、リンネが問いかけた。
「あ、あーー?……そんな約束したかな。全然覚えてねぇわ」
本当に覚えていないようで、腕を組み、目を瞑り
あーーあーーあーー と何の意味もない声を上げながら必死に記憶を辿っていた。そして
「あ!思い出した!!」
思い出してくれた。
「やっぱり、忘れてたのね?」
「すまねぇ、あまりにもお前が遅いから………ってこれはただの言い訳か。やるよ、あんなもん俺が持ってたところで使わねぇし」
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