第13章 64話 麒麟の復活

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「そういえばインドラ」 「なんだよ」 「貴方、私がウルカグアリーに作ってもらった武器を見せたらウィル・オー・ウィスプの欠片をくれるって約束、忘れてない?」 ルナとシヴァが消えた後、少しの沈黙を破り、リンネが問いかけた。 「あ、あーー?……そんな約束したかな。全然覚えてねぇわ」 本当に覚えていないようで、腕を組み、目を瞑り あーーあーーあーー と何の意味もない声を上げながら必死に記憶を辿っていた。そして 「あ!思い出した!!」 思い出してくれた。 「やっぱり、忘れてたのね?」 「すまねぇ、あまりにもお前が遅いから………ってこれはただの言い訳か。やるよ、あんなもん俺が持ってたところで使わねぇし」
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