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第序章 プロローグ
痛み
鋭く身体に突き刺さるような激しい激痛
熱さ
身体を焼き尽くすような凄まじい灼熱
「おい!しっかりしろ!」
(視界が霞んでいて…何が起こっているのか分からない…)
「…駄目だ…もうほぼ息がない…!」
(誰か死んでしまいそうなのか…)
「おい!救急車はまだなのか!?」
(意識が…薄れてきた…)
「早く火を消し止めろ!周りに燃え移るぞ!」
(ああ…思い出した…俺たち、事故に巻き込まれたんだったな…)
「脈拍が弱まってます!早くしないと…!」
(ああ…死にかけてるのは俺だったのか…)
「頼む…早く来てくれ!」
(まだ死にたくない…俺は…あいつにまだ何もしてやれてないんだ…)
「血が大量に出ている…このままでは危険だ…!」
(…駄目だ…もう…意識……が………)
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