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「家に来たし一緒に遊んだし友達でしょ？」
にっこりと微笑んでいうイーグルに銀瑤は眼を瞬かせた。
そういうものなのか。
だがと思う。
「……あなた俺ってか尻尾目当てでしょ？」
「もちろん（そんなことないよ）」
一瞬、空気が凍った。
「本音と建前が逆じゃねーですか 隠す気ないでしょう？ないですよね！？」
尻尾と耳を逆立てて叫べばけらけらとした笑声が返ってきた。
これは、どう考えてもどこまでも涯てしなく、力一杯おちょくられている。
「本当に帰りますっ！！」
「銀瑤」
尻尾を逆立てたまま勢いよく扉を開ければ笑みと共に名を呼ばれた。
「またね」
「………ええ、また」
穏やかな微笑で口にした別れの挨拶に苦笑交じりで答える。
「尻尾も」
「台無しだよっ！！」
一拍遅れて言われた台詞にずっこけ掛けた銀瑤はしっかり突っ込んで外へ出た。
end
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