第1章

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電話やメールじゃなくて、直接涼に会って話がしたかった。 かと言って、青木クンの噂話に持ち切りであろう学校へは行く気がしなかった。 『厄病神』 マネージャーの言葉の通り、そう思われて当然で、数奇な視線を浴びせられるのは眼に見えている。 涼に会いたい…… 別れを言い出さなきゃいけないのに…… 涼が怒りだすかも知れないのに…… ただ、涼に会いたかった。
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