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青木クンと付き合って行こうと決めたにも関わらず、涼に甘えようとしている自分がいた。
それは、虫の良過ぎる話だと分かっているけど、涼の傍に居たかった。
今まで、どんな辛い時も涼がいたから乗り切れて来れたから。
ただ、涼に会いたい。
閉め切っていた窓を開けて、ここから見える涼の部屋の窓を見つめた。
誰もいない涼の家を暫くボンヤリと見つめていた。
そして、携帯を握りしめたまま、もう一度ベッドに倒れ込み、熱く腫れぼっ
たく感じる瞼を閉じた。
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