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学校を休んでる間は、 貧血ということにして休んでいたけど、冬休みに入る前までは、そんなこと言っていなかったからか、心配したリサが何度も来てくれたけど、会うことができなかった。 携帯はずっと電源を切ったままだったし、家に電話してきてくれたリサと話してても、 先輩の話しになると涙が出るばっかりで話しも続かなかった。 それに、先輩のことも、もう聞きたくなくて、早く忘れたいって想いが強くなるばっかりだった。 結局、 先輩は、私のことをあんまり好きじゃなかったのかな? とか、 先輩のことを責めてしまう自分が居て、先輩のことを悪く責めてしまう自分のことが一番許せなかった。 先輩は、いつも私のことを気遣ってくれていたのに…。 私が、先輩に近づきたくて、無理を言ったからなのに…。 でも、本当は、少しでも、話しを聞いて欲しいって、1人にしないでって…、ずっと思って過ごしてた。 先輩が卒業してからも。2年に進級してからも、ずっと1人ぼっちのような気がしてた。 学校にも、行く理由が解らなくてなって、留年が決まって、初めて、本当は1人になりたくないんだって解って、 また、後悔して泣いて、そんな繰り返しだって思ってた。 もう、誰も好きになったりすることもないんだって思ってた。 私のことを好きになってくれる人なんて、誰も居ないんだって思ってた。 私のココロの中は、ずっと寒いままなんだって思ってた。 冬木先生に出逢うまでは……。
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