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マグマが煮えたぎるような所を根城にする怪人たちだから皆強力な炎技を持っている。圧倒的な数でポストを囲み灼熱の炎技を浴びせる。さらに強力なマグマも吹き出してポストを襲う。
明らかに危機的状況のポストだが・・。
「やれやれ、弱いヤツほど群れたがるってね・・」
この状況でも余裕な態度で涼しい顔をしている。
バックルから切手を外して今度は青い切手をセットする。
〓キャリー キャリーキュールキュル ペリカン~〓
不思議な音と音声が流れてポストの体が黒から涼しげな青に変わる。
そして両腕からブリザードを発生させる。なんと驚異的なブリザードであろうか。煮えたぎるマグマを一瞬で凍らせてしまい、灼熱の炎技を誇る怪人軍団をも一瞬で凍らせてしまった。
煮えたぎるマグマの景色は一瞬で凍てついた景色に変わった。
これが水と氷の力を誇るポストの姿ペリカンキャリーである。
残された怪人たちは恐怖に後ずさるが、ポストはそれには目もくれずにブリザードを発生する構えで首領に迫る。
「ま、待て・・それだけの力だ・・儂の側近にならんか。共に宇宙を征服しようぞ」
ポストの力に恐怖した首領は懐柔しようとするが、ポストは面倒くさそうにしている。
「つまり命乞いか。殺しはしないから安心しろ。確か、奴隷にできるんだったな」
ポストは運んできた悪魔の兵器スレイブレーザーを首領や怪人たちに浴びせた。
そして驚異的なジャンプで小惑星から飛び出ると、これまた驚異的なキックで小惑星を蹴り飛ばした。
根城の小惑星もろとも宇宙に飛ばされた首領や怪人たちがこのまま宇宙を漂流し続けるのか、どこかで捕われて奴隷として使われるのかは誰も知らない。
悪魔の兵器スレイブレーザーもポストによって破壊され、たった一人の運び屋によって地球は侵略の危機から救われたのだ。
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