5日目

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美由の部屋の前まで来る。 不安だった。 何を話せばいい。 何をすればいい。 心臓が早くなる。 美由ちゃんは君のこと待ってるよ。 言葉を思いだし戸を叩いた。 ーーートントン。 「・・・どうぞ・・・」 久しぶりの美由の声。 部屋に入ると、布団を被っているのかベットの上に膨らみがある。 机には食事が用意されているが手をつけていないようだ。 何を言えば。 俺はいつも何を言っている。 美由の頬を膨らましそして、笑う顔。 「・・・何、朝から寝てんだ」 馬鹿にしたように言う。 「お前、飯食ってねーだろ。スゲー体、細くなってんぞ」 美由が布団から出て、俺を見ながら泣きながら叫んだ。 「ゆ、勇馬」
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