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俺は自分を情けなく思った。 「勇馬くん、美由が迷惑かけたね」 兄貴はいつものように俺に嘘笑いをして、美由に鍵を渡し帰って行った。 俺は兄貴に悔しさと共に羨ましい気持ちを持った。 俺は美由のあの泣き顔をさせたくない。 美由を笑顔にしたい。 俺が美由を守りたい。 守れるくらい強くなろうと思った。
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