4860人が本棚に入れています
本棚に追加
「勇馬くんは俺が嘘をついてると言いたいのかな?」
兄貴が俺を睨むように笑った。
「・・・いえ。ただ、今の話では疑問点がありすぎただけです」
俺は兄貴の目が本当に嫌いで仕方なかったが目を反らないでいた。
風間は俺をハラハラしながら見る。
「・・・確かに。急に美由が決めたことだから、解らない所もあるかもしれないね」
兄貴は変わらず微笑む。
「でも、美由が君に相談しなかったのは君のせいでもあるんじゃないかな?」
俺の目を見て言った。
最初のコメントを投稿しよう!