ちょっと変えたい世界に行ってくる三┏( ^o^)┛:Fate/EXTRA篇

2/4
前へ
/4ページ
次へ
――ここは、どこだろう。 暗い……ということはきっと、沈んでるところだ。 あの赤い従者を呼ぶ前に、どうにか接触してみよう。 ……いた。 ものすごいスピードで、何の特徴もなさそうな普通の少女が堕ちていく。 そこに近付くために自分の出せるトップスピードを出すと、予想以上に早く辿り着けた。 「ねぇ、お願いがあるの」 彼女に問いかける。 「ここから先、私がその体で操作したいの。」 彼女からの答えは、勿論無い。 「私ね、救いたい人達がいるの。その中には貴女も、彼も含まれているの。」 聞こえているのかも、わからない。 「勿論、その体の支配権を全て奪うわけじゃないし、私の行動は見れる筈だよ。」 ゆっくりと、一つ一つ言い聞かせる様に呟く。 「これからの事件が一段落ついたら返すつもりだし、彼を奪うとか、そういう事もないよ。」 きっと、大丈夫。 この子には絶対に聞こえる。 「…彼が、誰だって?それはね、今君を遠くから呼んでる人だよ。…さっきの話に了承してくれるなら、起きた時に「フランシスコ・ザビエル」って言ってくれ。私は先に向こうで待ってます。………彼に、よろしく。」 そう言って、私は彼女から離れる。 ――意識が、浮上する――――
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加