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そういえばこの人、一番古くからこの世界に居るらしいよね……
しかも元の世界へ戻れる異次元の場所を知っているのは、神祁と彗星だけだと聞いた。
それなら、神祁よりも先に彗星が戻ってもおかしくないんじゃないかな?
……それなのにどうして神祁が戻るはずだったの?
じー!
思わず私は目を逸らす事もなく、彗星の怖い顔を見つめてみる。
実はこの屋敷で、一番苦手なのがこの人彗星だ。
怖い顔しているし、とにかくそんなオーラが漂っているのだ。
「貴様、何のつもりだ?」
「へっ?」
「あまり見つめるな、女は嫌いだ」
と言った彗星は、怖い顔して私の横を素通りしていく……
でも私は、そのまま食堂へ向かっていく彗星を呼び止めた。
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