第8話◆罪罰

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そこに突如次々と顔を現す住人達。 ……彗星の怒鳴り声に、何事かと思ったのだろう。 「心結さん?」 と一番最初にやって来たのは碧沃だった。 もしかして私、また禁句用語に触れちゃった? しかも本人に……言ってしまったっ!? 「おい女、今度そんな事を言ったらぶっ殺すぞ、覚えておけ!」 「ううっ」 ……めちゃくちゃ怖いし! 「あ~あ、あの馬鹿女、彗星を怒らせてるしぃ……アタシ、知らないっと」 と言った榮茄は、階段を上っていく。 だからこの場に今いるのは、榮茄と神祁を除いて数名だ。 神祁はこの騒ぎに気づいてないのか、この場に姿を見せなかった。 まぁあの神祁が、野次馬みたいにやって来る訳がないんだけど……。
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