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でもちらりと横目で盗み見してみる。
キレイな背中が視界に焼きついて、服を着ていると分からなかったけど、逞しい裸体がそこに現る。
……触れてみたい。
なんて、不謹慎にも思った。
「聞こえなかったのか? 早く出て行けよ」
とちらっと横目を私と合わしてきた神祁。
こうやって神祁の横顔を見ると、印象はやっぱり鼻がすごく高い事だ。
「神祁はっ!」
でも見惚れている場合ではない。
「何だ?」
何か言わなければ、強制的にこの部屋から追い出されてしまう。
「夏さんの事、」
何か……っ!
「愛してた?」
……って、何を聞いてるんだ私はっ!
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