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まるでゲームをやっているかの様に仁と直樹は笑っていた。 「丁度奇数だな。おい、ナオ!どっちが多く殺れるか勝負しねぇ?!」 「何か賭けるのある?」 報酬がないとヤル気がしないらしい直樹は仁に賭けるものを要求する。 「時計なんてどうだ!?」 「それ裕司さんの形見じゃん。…乗った。」 無邪気な子供の様に笑う直樹は目を輝かせた後、前に出てゾンビの頭部に向かって銃を発砲。 それを追うように仁も2丁拳銃で応戦した。 「…。」 そんな2人を渚はただ眺めるしかなかった。 一体聖月はこのクロノスと言う会社で9年間何をしていたのだろうか。 頭の中でひたすらそれを考えるしかなかった。 一方では、沙乃と聖月は繁華街の反対側の駅方面へ向かっていた。 ちなみに先ほどの着信は渚からだった。 その事について聖月が「空気読めてねぇ。」と愚痴を漏らしていたのはついさっきの事だ。
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