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髪だけなら息子がグレて帰ってきたと言うことで事が済むかも知れないが、きっとそれだけでは収まらないであろう。
「さて、お喋りはここまで。」
「今度はまた面倒くさそうな奴らが出てきたな!」
ゾロゾロと現れたのは大学にいたテッラピスキスの大群。
通常のハンドガンではあの鱗を貫通する事は出来ない。
「さて、どうするかね~?」
生憎、手榴弾は聖月が持っている。
「…逃げちゃう?」
「けどあいつら足速いんでしょ?」
「逃げ切れば良いだけの話だ。」
仁は渚の手を引き、都心部に向かって走り出す。
それに続く直樹と3人を追うテッラピスキスの群れ。
直樹が言った通りテッラピスキスの動きは早く、すごい勢いで走ってくる。
このままではすぐに追いつかれるのでは無いだろうか?
繁華街を出て橋を渡ろうとした時だ。
「社長!アレ!!」
目の前に自衛隊が集まっていた。
彼等も3人に気づいたのであろう。
その後ろからとんでもないモノを引き連れた3人に。
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