どこまでも

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------------------------------ ◇ あれから2ヶ月。 リハビリしたり、時々談話スペースで直樹と話したり。 今まで繰り返してきた中で、今が一番身体が動きにくい。 だから、あぁ今が本当なんだろうなって、納得出来ることが増えてきた。 でも… 納得できないこともあって… 納得ってゆーか……うん。 昔の私のままなら分からなかった感情。 でもあっちの世界にいたからわかる。 嫉妬だよね。これ。 どこから広まったのか、連日直樹のところにくるお見舞い客。 ほとんどが女性。 それか父親と一緒にくる娘。 親しそうに直樹に寄り添ってたりして… そんなある日のことだった。 毎日のように直樹のところへお見舞いに来ていた女の人が、大勢の人を連れてやってきた。 リハビリルームに…… 「おいおい。ずいぶんと大勢の客だな」 ここの所、城ノ内さんが直樹さんに付いていることが多々ある。 私はその少し離れたところで、自分のメニューをこなしているの。 さすがにザワザワとした雰囲気に、みんなが入り口の方を見た。 あっちの世界では会ったことがない。 でも、直樹の世話を親身になってしようとする人。 そのたびにやらかしてくれてるみたいだけど。 その光景を見る度に、イライラしてた。 今は人の世話をやけるほど、まだ動けない自分だからこそ、何もいえなくて。 信じてる。 信じてるけど、さわってほしくない。 なんで直樹は拒否しないの?
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