第1章

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段々と夏らしさが出てくる季節。 相変わらず風は強い。 何かするあてもなくぶらついている。 心は天気が反映されているかのような曇り具合。 この心は晴れることがあるのだろうか? 今ある景色の中でなにかを探すように辺りを見てしまう。 ボクはなにを探しているのだろうか。 心の置き場をさがしているのか。それとも誰かを探しているのか。 ボク自身が分かっていない。 曇り空の中、ボクは『燕の駅』で次の列車を待っている。
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