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「放課後、私が紹介してあげるわよ! 月優にピッタリの男が知り合いにいるからっ!」
えっ?
合コンじゃなくて、一対一なの!?
……それはちょっと困る。
そう思っていたけど優花は軽くウインクをすると、自分の席に戻っていった。
……まぁ、いっか。
優花の知り合いだし、そんなに危ない人じゃないよね?
―――…
……放課後。
教室で課題をやってるクラスメイトを横目に、あたしは初めての化粧に挑んでいた。
あたしの赤い糸は渉斐さんでも朱海でもなかったけど、今から優花が紹介してくれる彼と結ばれてる気がする。
それにしても、気合いの入れ方が違う……
どうして、こんな気合いの入ったメイクをするの?
やっぱり紹介って、こんなものなの!?
そんなあたしのメイクは、雪乃と優花の合作だ。
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