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楓
「なんだ!?」
秋雪
「あそこです。」
秋雪が指を差したところを見ると、無理矢理女性を連れ去って行く男たちの姿が見えた。
近くに行き、男たちの会話に耳を傾けた。
男1
「今日も女を捕まえれたぜ。」
男2
「兄貴。最近調子いいでやんすね。」
男3
「これで20人めですよ。」
20人!?助けに行かないと!
秋雪
「と、とりあえず誰か助けを。」
楓
「そんなの待ってられない。今助けに行くさ。」
秋雪
「で、ですが他に仲間がいたら…」
楓
「大丈夫。俺強いから。秋雪とはここでお別れだ。」
秋雪
「えっ…」
楓
「キミは連れて行けない。キミは尾張に行くんだよ。」
この子を連れて行くのは危険すぎる。
だから、ここで別れておくのが最良だ。
楓
「じゃあな秋雪。また会おうぜ」
秋雪
「……………」
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