行くしかない!

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   いつしか、ポメ吉もシズも、走るのを止め歩いていた。      「シズさっきの質問だがな、確かに俺は、ひっそり松の丘の扉の番人だ。 だがな、今は向こうの、つまりお前達の世界からは、誰も来れない。扉は俺が居なければ向こうからは、絶対開かない。また、開ける必要も無いんだが…」 ポメ吉は得意気に言ったわりに、最後は濁している感じだ。      「ふーん、そうなんだ。 で、僕これからどうしたらいいのかな? それに、ポメ吉一緒に居てくれるの?」   シズはポメ吉に聞いた。    「俺はお前がトロ過ぎて気になるからなぁ、一緒に居てやるよ。」  そのポメ吉の言葉に、シズは安心した。  
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