挨拶おばさん、セント・オアシス

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   シズは家の中を見回した。 特に変わった様子は無く、入り口から土間になっていて、奥には炊飯などする大きな釜戸が二つ並んでいた。 そして、正面は小上がりになっていて、囲炉裏があった。    「今すぐに、夕飯の支度をするからね。 そうだ、シズは表の井戸から水を汲んどいでおくれ。 わんコロは裏から、マキを頼むよ。」    セント婆ちゃんは、二人にそう指示をして、釜戸の方へ行った。  
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