報いの樹海~幻惑

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   しばらく行くと、何やら女性の啜り泣く様な声が、聞えて来た。   ふぇん、ふぇん、ふぇん…   シズが、道から外れた右手奥を見ると、大木と大木の間に、しゃがり込む女性が、背を向けて泣いていた。   二十歳前半の女性だろうか?白いワンピースの様な物を来ていた…顔は見えない。彼女の周りの空気は少し澱んで見えた。   で、出た!…シズは心臓をバクバクさせながら、その横を通り過ぎ様とした。       すると…  
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