報いの樹海~幻惑

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   「ねぇ僕、私の赤ちゃんを知らない?赤ちゃんの後を追ったはずなのに、どこにもいないのよ…」   シズは、グリグリと首を横に振った。    「ねぇ僕、こっちへ来たら?私寂しいの。一緒にここで暮らしましょ。私の赤ちゃんに、して上げるから、ね、おいで。」   シズは思わず、僕にはお母さんがいます!と言いそうになったが、こらえて、もう一度首を振る。  
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