白き者とガラクタ山

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   シズはここに入ってから、自分の息遣いの他には何も聞えていなかった。   しかし、この人形?の山に入ってからは、違った。   何やら、うめき声の様な、男の人も女の人の声もする…   断末魔なのか?…   『う~、助けてくウ~…』 『あ~、ゆ、許してア…』 『ぼ、僕、そこの僕ウウウ…』   は?僕っ?僕? シズはそう思ったが、関わっちゃいられないよ!勘弁して下さい!と、心の中で叫びながら、走りに走った。  
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