白き者とガラクタ山

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     シズは明りの元へとうとう着いた。 子供のシズには少し大きな扉だった。   点から差し込む明りは、向こう側を覗けるような穴で、どうやら扉の向こうの明りらしい。   小さなシズは覗けるわけも無い。   と考えてる場合でわない。   あのうめき声から逃れなくちゃ!   シズはドアノブに手をかけ、押した。   押した、力いっぱい押した。
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