冒険の始まり

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    シズは振り回していたポメ吉の尻尾を、勢いよく離した。    『ドサッ、コロコロッ』    「ギャン!…た、助かったぁ。このクソガキ! なんてことしやがるんだ…ハアハア」   ポメ吉はもうヘロヘロだ。     「はぁはぁ、や、約束だよ、もう一人の番人はいつ来るの?!」   シズも息は上っていたが、先がようやく見えた気がして、なんだか元気満々だった。 ポメ吉の弱点もわかり、勝った?…なんて思ったのかもしれない。  
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