247人が本棚に入れています
本棚に追加
「ヒナちゃん、ハルはバカだけど良いヤツよ。遠慮なんか必要ないから。」
ナオ…!(嬉泣)
ちょっと前から黙って聞いてたナオが、まさかの助け舟を出してくれた。
バカは余計だけど。
「なんか、そこまでしてもらうの申し訳なくて…。」
「そんな事ないから。オレ、明日ヒナちゃんが付き合ってくれなかったら、仕事休みで、やる事なくて、友達も遊んでくれないから、ものすっごく寂しい休日を過ごすことになるの。こんな寂しいオレを助けると思って、明日、オレにヒナちゃんの事、任せてくれない?」
勢い余って一気に喋りすぎた。
ヒナちゃんがさっきと違う意味でグルグルしてる。
次はゆっくり喋ろうって、いつも後から反省。
「…よろしくお願いします。」
「やったー!」
すごい嬉しくて、思わずガッツポーズ。
「ふふ。ハルさんて面白い人ですね。」
ズキューーーーン。
その笑顔、マジ刺さりました。
「ただのバカよ。」
ナオの毒舌も気にならない。
最初のコメントを投稿しよう!