第1章

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春の日差しが 暖かい。 僕は ママの腕まくらで まどろんでいる。 春眠 暁を おぼえず。 誰が言ったか忘れたけれど 言い得て 妙。 異様に 眠くなる。 ママは くうくう眠っている。 ママを猫にしてみたら、 どんな猫になるかしら? 僕のパートナーだから、 憧れの ホワイトシュガーかな…♪ 薄桃色の 手のひらで、 ひらひらの耳で、ふわふわの長い髮。 ホワイトペルシャっていうの? それで、スコティッシュフォールドみたいに 少しだけ 耳が下を向いている。 もちろん、しっぽは 長くて ふさふさ。 抱き合って 眠るのが 僕の夢。 いつか この願い事が叶う日が きますように…♪
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