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私の知らない愛君が壁に晒されてて思わず釘付けになってしまった。だって眉間にシワ寄せてる表情とか、ほろ酔い愛君とか新鮮で。
「変な写真見ないでー」
「あ」
後ろから目隠しされる。ちょっと何してくれてるのよ。
「変態メモリアルだから見ないでよ」
「嫌。見るから離せ」
「ちょ、暴れないの」
ジタバタだってするわよ。こんなとこ生徒に見られたら大変だもの。目隠しが外れて周りを見渡すとちょうど人は居なくて安心した。
「気ぃ使わせてゴメンね?」
「…ん」
ポンポンと頭を撫でるとか反則だ。雅先生が羨ましそうに目を細めているのは気にしないでおこう。
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