Lesson1

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「憂遊、もういーから。モエモエ無視して弁当食ってっぞ」 いや、無視してるわけじゃない。お腹が空いて大変なんじゃい。 ぱくっと卵焼きを口に放り込む。うむうむ。味薄… 「コタロー。いい加減その呼び方するのやめて」 隣をずいっと見て言う。 「いーじゃんモエモエ!これ程ぴったりな名前他にねぇよ絶対」 にこっとチャラい笑顔をキメるコタロー。ぴったりってなんなのさ。 「呼太郎うるさい」 もう片隣には遥くん。レタスを頬張り強気発言。 「なぬっ!レタスにかじりついてる奴に言われたくねぇなぁ」 両方から飛んでくる言い合いに耳を塞ぐことも出来ず私はひたすらお弁当を食べる。 「けどー呼太郎の言ってること当たってると思う。だってモエモエってピッタリだもん」 真剣な顔してユーユが言う。 「萌、ツンデレだもん」 ツンデレ。ツン、デレ?
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