Lesson1

5/73
前へ
/794ページ
次へ
「頭おかしいんじゃないの?」 ピシッ…とドSな笑顔に亀裂が入る。 「は?」 こんな俺様に、ごめんなさいなんて言うわけない。愛鐘家最大の恥。 「だって何も悪いことしてないのに謝れだなんてド変態級のプレイじゃない」 プチトランプ模様のネクタイが目に入る。そして目の前に立つ奴を見上げると 「萌メガネ、誰がド変態だ。あ゙?」 不機嫌MAX、けど楽しそうな顔が目に入ってきた。どっちかにしてくれ。面倒くさいから。 「別にド変態とは言ってない。ド変態級のプレイだと申し上げたの。文句ありますか?」 教師にガン飛ばすなんて私のレパートリーにはないけれど俺様ブリッコには使わせてもらう。 「文句あるよ。俺の授業を止めたんだから」 ずいっと近付いて眼鏡越しから挑発的な目。 ムカつくほど色っぽい唇。そこから漏れる甘い声。
/794ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3867人が本棚に入れています
本棚に追加