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「ソファー、懐かしい。すごく懐かしい…」
そっか。ここで愛君と過ごしたからだ。2年間、色んな感情がここで芽生えたからだ。
「萌メガネとまたここに来たかったんだ」
「うん。私も」
この資料室から始まって最初は大嫌いだったんだけど、どういう訳かどんどん好きになってって。
気付いた時には誰よりも恋しいって思うようになってた。
「プロポーズもここでしたからねー」
「あの時は本気で驚いた」
「俺様も驚いた。プロポーズの予約するつもりが我慢できなくてホントにプロポーズしちゃってたからねー」
あの時の顔の赤くなり具合を思い出して笑みがこぼれる。今だから言えるけど…あの時プロポーズしてくれて良かったって思ってる。
だってすごく幸せだから…毎日楽しいから。
「萌ちゃん…なん。ちょーはにかんでてちょーかぁいい…我慢しようと思ってたけど無理ー!!はぁは、ムリーっ!!!」
「何押し倒してんだ、神聖なソファーで」
制服着た旦那様に馬乗りされる意味不明な状況。ちょっとおどき。
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