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「夜まで待てないっ…打ち上げあるしホントムリー!!」
「はん」
バカにしたように笑うと口角を上げ反撃タイム。
「…明日の朝まで眠れなくてイイ?うあー楽しみ」
んちゅ。とラブリーにキスされ思わず震える。
「や…、それはダメ」
弱って目を潤ませてしまった瞬間、奴の瞳が輝いた。しまった、負けを認めてしまった。
「じゃあ少しだけ。ネ?」
「…っん」
ソファーに沈む感触がくすぐったくて懐かしくて。
キスされる度、ドキドキしてた。認めたくなかったけど触れられる度、私の方が好きになっていったんだ。
「愛君」
「んー?」
いつも不器用でごめんなさい。いつも素直じゃなくてごめんなさい。
「あの…好き。すき、よ?」
可愛い奥さんじゃなくてごめんなさい。
「えっえっえええええっ!?」
いつも言えないことを言わせて。本当はいつも思ってるの。
「…大好き」
「っもぉおおお」
懐かしさを思い出を共有して歩いてく。
いつまでもこの俺様の隣に居たいと、ぬくもりを抱き締めながら思ったのでした。
*To be continued*
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