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「言いたいことがあるんだろ?」
「……」
「美桜」
「……」
「分かったよ。俺が悪かった」
蓮さんが少しだけ困ったような表情を浮かべ謝った。
私は、まだふてくされた感を残しつつ尋ねる。
「お仕事は?」
「今日は休む」
「休むって……今は特に忙しい時期でしょ?」
「別に俺がいなくても大丈夫だ」
「で……でも、違さんがいないとみんな困っちゃう」
「美桜」
「え?」
「どうした?」
「なにが?」
「いつものことだろ?」
「いつも?」
「お前が病気の時は、俺が看病する」
「……」
「病気の時は、気を遣う必要はない」
「……」
「そうだろ?」
「……」
蓮さんの両腕がゆっくりと伸びてきて私の身体に絡み付く。
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