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週が明けた月曜日の放課後は課題ノートの提出日だ。
職員室にノートを持っていくと桜井がペラペラとめくって早速チェックをはじめる。
「誠意、誠実、ほぅ。意志、杓子定規、へぇ。面白いチョイスだな。どうしてこれを選択した？」
「それ、話さないとダメですか？ 課題と関係ないと思うんですけど」
「あらら佐々木、ご機嫌斜めかよ。先生悲しいな」
「……キモイ」
ふぅと大げさな溜息をついた桜井は無言のまま、赤いインク台のふたを開ける。
とあるハンコを押す気満々でポンポンと念入りにインクを含ませている。
そのハンコをよく見てみると「再提出」と書いてあるではないか。
あたしは慌てて頭を下げた。
「先生に失礼なこと言ってすみませんでしたっ！」
「おぅ。分かればいいんだよ、分かれば」
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