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あたしがカラカラ笑うとメイちゃんはもう何も言わなかった。
メイちゃんのこと、好きだと思った。
「メイちゃん、好き」
チュっと、メイちゃんのピンクのほっぺにキスしたら「この浮気者め」ってメイちゃんもチューくれた。
やたら聞こえてくるようになったカラスたちの鳴き声は、まるであたしとメイちゃんを冷やかしているようだった。
オレンジ色のでっかい夕日は、あたしの心まであったかくしてくれた。
こんなステキな幼馴染がそばにいる草壁。
キライになんてなれるわけないじゃん。
むしろ、もっと好きになっちゃったよ。
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