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夜、今日の急展開をメイちゃんに報告する電話をした。
メイちゃんに以前「そのまま理久を好きでいてほしい」と言われ「そんなの簡単だよ」と言ってしまったけど、勢いで今日「もう諦める」と言ってしまったし。
そのことをメイちゃんに謝りたかったし。
「本当に急展開だね、姫花ちゃん」
「だよね。もうビックリだよ」
「うん。マンネリっていうか、煮詰まっちゃった時にそういう起爆剤は必要かもしれないね」
「起爆剤？」
「理久、相当焦ったと思うよ。今まで子犬みたいに自分の後着いて廻ってた姫花ちゃんからまさか諦めると言われるなんてね」
「そうかな？」
「それって裏を返せば理久は姫花ちゃんに甘えてたってことなのよ。姫花ちゃんなら多少冷たくしても俺から離れないだろうとか思ってたんじゃない？ そういう驕りが余計理久を素直にさせなかったのかも」
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