好きだと自覚したとき

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しょーさんのこといつから好きだったんだっけ… あぁ、僕が皿を割ってしまった時だ 慣れた今でもあのフォローは完璧だったと思う。 初めてのバイトで初日に皿を割って泣きそうだった僕に怪我はないか?落ち着けよ。俺なんて何枚割ったか覚えてねぇし!って励ましてくれた。 お客さんを怒らしたときも、セクハラされた時も、店長に怒られた時も…色々助けてくれた。 憧れから始まったのかもしれないけど、僕はしょーさんのことが好きだ。 女に産まれてたら結果は違っただろうか。 いや、こんなこと考えても意味ないな 僕は男なのはかわらない。 好きだと言う気持ちもかわらない。 しょーさんが僕をフッたこともかわらない。 だったら、忘れてしまうしかない… 何もかも忘れて違う場所で生きよう。
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