序章

2/3
68人が本棚に入れています
本棚に追加
/44ページ
 どうもどうも~前田前田です!!  …古いな…  ふなっしーなっしー!!  …やりたくねえ… 「何やってんの?いっくん?」  俺の背後をとるとは…!! 「誰だ!!  …ってりりか…」 「なんで残念そうなのさ」 「そんなわけない!!  俺のハニ~!!」 「誰がハニーだ!!」  ゴッ!!!  頭たたかれた…。 「~ッ!!真面目に痛いよ!?」 「痛くしたからね」  ハッっと鼻で笑った。 「あ、いっくん~!!」  この声は…!!  俺の女の子たち!! 「皆ー!!今日も可愛いね~!」 「キャー!!」 「郁代君、みてみて~!!」  一人の女の子が窓から乗り出した。 「ん?みっちゃん、髪型変えた?  すっごいにあってる~!!かわいい~」 「本当?ありがとう~!!」 「まあ、皆は僕のお姫様なんだから  可愛いのは当たり前なんだけどね!」 「キャー!!」  女の子達は満足したように  話しながら帰って行った。  我ながらうざいやつだな~、俺。  僕とか言っちゃってさ。  ていうか、さっきからめっちゃ冷たい目で  リリがみてるような気がするな―なんて…。
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!